非常食の大切さ知る〜学校給食センターが「防災給食」

2017-09-02 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市学校給食センターは28日、市内の小中学校・須坂支援学校の計16校に、市が備蓄する非常食カレーを主食とする給食約4,500食を提供した。昭和56年8月23日未明、台風15号の襲来により仁礼地区で発生した宇原川土石流災害(五六災害)の大惨事を忘れることなく、また今現在多くの人に支えられ無事に生活できることへの感謝や命の大切さを考える機会になれば―と、「防災給食」を企画した。
 この日の献立は、公益社団法人全国学校栄養士協議会が開発した「救給カレー」と豚汁、コロッケ、プルーン、牛乳。カレーは温めなくても食べることができるレトルトで、豚汁は保存可能な野菜をたっぷり使用。プルーンは洗うだけで食べることができる旬のフルーツ。コロッケは市内の冷凍食品メーカーが作る市章入りを使用した。
 小山小6年東組(24人)の教室では、手際良く給食の準備を進めて「いただきます」。カレーの封を開け、さっそく口に運ぶと、「カレーめしみたいで、思ったよりおいしい」などと感想を話しながら味わった。
 早朝から大規模停電が起きた平成27年3月2日の給食で、実際にこれらの非常食を食べたことを思い出しながら、永井智矢君は「あの日、カレーがあって良かったなと思った」、黒岩結愛(ゆあ)さんは「朝、家にちょうどパンがあったので食べてから学校へ来た。学校では給食が出て、非常食の大切さを感じた」と話していた。
 同給食センター栄養教諭の高橋和子先生は「防災給食の後、やっぱり普段の給食の方がおいしい、という子どもたちの感想があった。何も起こらないことの幸せ、非常食があることのありがたさを感じてもらえたのでは」と話していた。
 市は平成26年度から、児童生徒の非常食として「救給カレー」を備蓄。大規模停電の際には、休校になった1校を除くすべての小中学校(約4,800食分)で使用した。賞味期限は3年で、市は新たに蓄える。
 また防災給食の当日、東中1年生は校外行事が重なったため、改めて実施する。

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