甲子園出場の栄光刻む〜創成高に園芸と商業の記念碑

2017-06-24 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂創成高校(須園キャンパス)敷地内にこのほど、前身の須坂園芸高校と須坂商業高校の「甲子園出場記念碑」が建立された。45年以上前に園芸と商業が全国高校野球選手権大会に出場した栄光の記録が刻まれている。
 甲子園には、園芸が1970(昭和45)年の第52回大会、商業は翌71(同46)年の第53回大会に出場。須坂市内の高校が2年連続で快挙を成し遂げた輝かしい記憶だ。
 記念碑は園芸、商業両校の同窓会が閉校記念の一環で建立。トチ並木の道沿いにあるグラウンドのバックネット裏に設置した。2基とも高さ90cm、幅1.5m(台座含む)の御影石製。右肩には球体の飾りもある。
 表面は園芸の村石正郎同窓会長、商業の荒井清治同窓会長がそれぞれ揮毫(きごう)した「甲子園出場記念」の文字など、裏面は長野大会1回戦から甲子園1回戦まで(計6試合)の戦績などが刻まれている。
 園芸の村石同窓会長は「過去の歴史を受け継ぎ、甲子園に出場できるチームづくりをしてほしい」と期待。商業の荒井同窓会長も「実績のある学校ということを知ってもらい甲子園出場に向けて精進してほしい」とエールを送った。
 記念碑の建立を希望していた創成野球部の丸井多賀彦監督は、甲子園出場を「年配の人たちに思い出してもらい、若い子たちには知ってもらいたかった。いつか創成の記念碑も建てられたらいい」と話した。
 同部3年の小林良樹(よしき)副主将は「園芸と商業の歴史に恥じないようにしたい」と決意。創成として単独で挑む初めての夏に向け「良いスタートが切れるように」と一戦必勝を誓った。
 第99回を迎える今年の長野大会は7月8日に開幕する。

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