2017-06-17 07:00 am by 須坂新聞
第28回全国「みどりの愛護」のつどいが6月10日、石川県金沢市で開かれ、花と緑の愛護に顕著な功績のあった全国で133団体、長野県では唯一、須坂市の望岳台区自治会が国土交通大臣表彰を受けた。12日、同自治会の正副区長が市役所を訪れ、三木正夫市長に受賞を報告した。須坂市からは16団体目(自治会では初の受賞)となり、市民が取り組む花と緑のまちづくりが全国的に高い評価を受けている。
望岳台区自治会では昭和63年から老人会と自治会で公会堂前庭などの花壇整備を始め、現在は自治会役員(副区長が管理担当者)を中心に活動、地域の環境美化に寄与すると共に、区民に安らぎと潤いを与えている。
公会堂前庭の花壇では昨年はリオデジャネイロ五輪にちなんで、赤いカンナを背に、青のアルビア、黄のマリーゴールド、ピンクのベコニア、紫のアゲラタム、赤のサルビアをそれぞれ1mの輪として表現し、互いに支え合う区の将来をイメージした花壇に仕上げた。昨年度の須坂市花のまちづくりコンクール・小規模花壇の部でも最高賞の金賞に選ばれている。
報告式には区長の村石健一さんと副区長の西澤富夫さんが出席。
2人は「大臣表彰は歴代の区民の皆さんの積み重ねが評価されたものであり、大変名誉なこと。花づくりに携わってこられた多くの皆さんに深く感謝したい。今年からは新たに区内の交通公園でも花壇整備を始めた。活動量は倍になるが、今回の受賞を励みに、皆で協力して花と緑の地域づくりに励んでいきたい」とあいさつ。
これを受けて、三木市長は「須坂市で16もの団体が大臣表彰を受けるのは市民の皆さんの熱心な取り組みによるもので、その尽力に敬意を表したい。花づくりはまさに市民力であり、地域の絆づくりにもつながっていく。これからもきれいな花を咲かせて」と感謝と激励の言葉を述べた。
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