須坂市卓球協会がラケットなどタンザニア孤児に贈呈へ

2017-06-03 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市卓球協会(宮崎達夫会長)はこのほど、協会員をはじめ市内の卓球愛好者らから善意で寄せられた卓球ラケット約30本、ボール約1,000個、ユニホーム15枚と、教本やラバーなどさまざまな卓球用具を、タンザニアの孤児支援を行うムワンガザ・ファンデーションの副理事長・嶋田秀樹さん(須坂市田の神町)に渡した。
 8月上旬に東京で開かれる映像イベントに招待される予定の現地の子どもたちに、直接届ける計画を進めているという。
 昨年6月、医療などの目的で来日したタンザニアの代表孤児2人は、交流活動の中で初めて卓球を体験し、帰国したら仲間にもぜひ教えたい―と願っていたという。
 そして年末、嶋田さんがタンザニアの訪問に合わせ、卓球ボール3個とネットを持参。現地では卓球台とラケットを手作りし、さっそく練習が始まった。しかし用具は不十分で、ルールもしっかり理解されていないなど、課題も多いことから、須坂市卓球協会に物的支援などの協力を相談、依頼した。
 現状を知った市卓球協会は、役員会での賛同を得て、4月中旬から市民体育館や日滝卓球場に段ボール箱を設置、愛好者らに提供を呼び掛けた。
 市民体育館で協会員らが出席し行った贈呈式で宮崎会長は、「須坂新聞で嶋田さんの支援活動を知り、ぜひ応援したいと思った。スポーツ環境が整っていない子どもたちのためになれば、と大勢の人たちが協力してくれた。今後も機会があればできる範囲で協力したい」とあいさつ。嶋田さんは「こんなにたくさんの卓球用具を集めていただき、うれしく思っています。タンザニアの子どもたちが今夏来日したら、ぜひとも皆さんに直接卓球を教えていただきたい」と話していた。

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