2017-02-04 07:00 am by 須坂新聞
須坂市内の高校に通う生徒有志を中心に組織する高校生グループ「S4(エス・フォー)」(渋川駿伍代表、会員24人)は、昨年11月から12月にかけて、市内の高校の生徒1,961人に、須坂市について尋ねるアンケートを行い、このほど集計結果を公表した。須坂市への思いについて、「好き」60%、「嫌い」25%。将来の須坂市への居住や勤務については「残りたい」8%、「帰ってきたい」24%。高校生の活動が世の中の何かを変えることができるかについては「はい」55%、「いいえ」39%だった。
S4は昨年9月に発足。「高校生から始める『地方創生』」を合言葉に、地域の課題解決や活性化などを目指して活動している。
アンケートは、同じ高校生の考えを知り、活動に生かす目的で行った。回答者1,961人のうち、市内在住者660人(33.7%)、市外在住者1,295人(66.0%)。
須坂市への思いについて、市内在住者は69.9%が「好き」とした一方で、19.6%が「嫌い」。市外在住者は54.8%が「好き」、28.3%が「嫌い」とした。
将来の須坂市への居住や勤務については、市内在住者は20.5%が「残りたい」、48.8%が「帰ってきたい」。市外在住者は12.0%が「帰ってきたい」とした。
自由記述で尋ねた、須坂市の好きな所・お薦めは「自然豊か」、次いで「静か」「蔵の町並み」「臥竜公園」の順。今の須坂市に足りないものについては、「商業施設」「若者の遊ぶ所」「活気」「観光地」などの回答が多くみられた。
アンケート結果について代表の渋川君(須坂高3年、長野市)は「市外在住者の中にも『帰ってきたい』と答えた人がある程度いた。就職先などの受け皿が多ければもっと増えるのでは。須坂のことを知らない生徒が多い。知れば愛着がわき、好きになると思う」と話した。
今後については「アンケートで分かった足りないところを補うために、自分たちでできることはやっていきたい」としている。
現在は、主に高校生の集いの場となる高校生カフェ開設などに向けて活動している。
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