須坂市消防団〜全国女性消防操法大会に県代表で初出場

2017-01-01 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 第23回全国女性消防操法大会が9月30日、秋田市で開かれ、長野県代表として須坂市消防団が初出場する。昨年11月から本格的な練習に入り、本番に向けて選手団7人の選抜が進められている。
 須坂市消防団の女性団員は現在20〜50代の30人(音楽隊20人・分団10人)。全体(869人)の3.5%にあたり、職業は公務員、会社員、農業、主婦と幅広い。ちなみに昨年4月1日現在で全国には23,894人(2.8%)、県内には1,056人(3.0%)の女性団員がいるという。
 須坂市消防団における女性団員の活動は防火寸劇、応急手当ての普及啓発、カラーガード隊による防火啓発など予防消防がメインだが、災害発生時にはその対応にもあたり、地域を支え、守る大きな力となっている。
 練習チームのリーダー、音楽隊副隊長の徳武洋子さん(相森町出身、長野市)は団員歴25年以上。「女性団員にも大事な役割があり、女性目線で気づくこともある。消防団は堅く思われがちだが、とてもアットホームな雰囲気の中で大切な仲間ができる。子育てなどで家族の協力が必要なこともあるが、地域の役に立っているというやりがいを感じられる活動なので、多くの皆さんに入団してほしい」と呼び掛けている。
 全国大会に向けては「本番までの9カ月、いい雰囲気を作って、全員の心を一つに練習に取り組んでいきたい。選手になる人、サポートに回る人、誰がどの役割になっても須坂市消防団チームとしてやりとげたい」と意気込んでいる。
 また、須坂市消防団長の成田統(おさむ)さんは「消防団にも女性ならではの活動がある。ぜひ仲間になって安心安全のまちづくりに一役買ってほしい。全国操法大会は初出場で戸惑いや緊張もあると思うが、大会に向けての環境や態勢づくりに、消防団として精一杯努めていきたい」と話している。

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