2016-12-03 07:00 am by 須坂新聞
第26回生活に根ざす信州総合・生活科教育研究会上高井大会がこのほど、日野小学校で開かれた。県内の教員ら延べ150人が参加し、自由参観や共同参観、研究発表、講演会を通して、生活科・総合的な学習の時間の進め方や、教師の関わりなどを考えた。
共同参観は生活科が2年梅組の体験農園「いずみの里」での学習、総合は5年竹組の太鼓学習を公開した。
太鼓は「五閑太鼓」の指導を定期的に受けながら活動中。この日は来年1月の発表会に向け、2グループに分かれて、段ボールの太鼓と、鉄筒に見立てたフライパンを力強く打ち鳴らしていた。またリズムやポーズをお互いにアドバイスし合う様子を、先生たちは写真を撮ったり、メモを取るなど熱心に記録していた。
生活科(小学1、2年)は、学習指導要領の改訂に伴って平成4年度から導入。その6年後に総合的な学習の時間(小学3年〜高校)が設置された。同研究会は生活科の本格導入以前から研究を進めてきた。
生活科は具体的な活動や体験を通して自立への基礎を養うことを目指す教科。また総合的な学習は、自ら課題を見つけ、問題を解決する資質や能力を育てる狙いがある。
さらに次期学習指導要領ではアクティブラーニング(主体的・対話的で深い学び)といった考え方が全教科に反映される。同研究会会長の上野浩・日野小校長は「子どもが主体的に学ぶアクティブラーニングは、生活科、総合学習での実践が基盤になってくる。本研究会が積み重ねてきた取り組みを、今後は教育界全体に積極的に発信していきたい」と話している。
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