米子瀑布群が国の名勝に〜須高初

2016-10-08 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 文部科学省は3日、須坂市の「米子瀑布群」(約58.6ha)を国指定名勝に指定した。6月の国の文化審議会からの答申を受けてのもの。豊かな自然の中に複数の滝が点在する景勝地。ことしのNHK大河ドラマのオープニング映像のロケ地となり、訪れる人が増えている。市は名勝指定をさらなる追い風に、地域振興につなげたい考え。国の名勝は県内6件目、須高地区では初めて。
 米子瀑布群は、米子川上流、標高約1,600mに位置する。高さ約100mの岩壁が約1kmにわたって続き、落差約80mの「権現滝」と落差約85mの「不動滝」を中心に、常時10条ほどの滝が流れ落ちている。
 古くから不動尊信仰や念仏信仰などの地でもある。また、近世から現代まで硫黄などの地下資源が採掘され、産業面での歴史も持つ。
 三木正夫市長は3日の定例記者会見で、米子瀑布群を守っていくと共に「トレイルランニングなどのアウトドアによる地域振興に結びつけたり、観光面などでも広域連携、活用できるようにしていきたい」と話した。
 これから紅葉シーズンを迎え、一層の入り込みが期待される一方で、アクセス道路(林道米子不動線)が狭いため、交通渋滞が懸念される。

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