2016-04-16 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は本年度から「あいさつ課」を設置し、7日から取り組みが始まった。明るく前向きな市役所づくりなどを目指し、新規採用職員15人が先頭に立って活動していく。
あいさつ課は正式な組織ではなく、研修の一環として設けたグループ。この日は新規職員13人が、自動車販売・整備などを行う酒井商会(須坂市高梨町)の酒井志郎社長(51)から、あいさつの意義や笑顔の大切さなどを学んだ。
酒井社長は「あいさつの意義は相手の存在を認めること。コミュニケーションに必要不可欠だが、大人になっても気付かない人が多い」。相手に与える第一印象にも大きく影響することを示した。
また、返事にもあいさつ同様の意義があり「返事ひとつで気(空気)が変わる」と強調。笑顔になったり、元気が出てモチベーションが上がったりする効果があるという。
0.2秒(呼ばれた瞬間に)で返事をすることがポイントで、これによりプラス思考になれるという。習慣づけるには訓練が必要なため、新規職員たちは2人1組になって返事の練習を繰り返した。
ほかにも、相手の目を見ての握手や、お辞儀、話の聞き方を実践しながら学んだ。
酒井社長は「たかがあいさつ、されどあいさつ。一人でも多くの人を笑顔にして」と呼び掛けた。
税務課の丸山達也さん(21)は「あいさつ課の活動を通してあいさつがしやすい雰囲気をつくりたい。人を笑顔にできる存在になりたい」と話していた。
あいさつ課は中堅職員が補佐役となり、新規職員の中から課長1人を交代で置くほか、施設ごとに係長などの役割を持たせる。名刺や名札も作る予定。具体的な活動は今後、話し合いをしながら進めていく。
同市は平成17年10月に制定した市役所の理念の基本方針の一つに、心のこもった笑顔とあいさつの励行を掲げている。
毎月5日間は、理事者と部、課長が職員の登庁時間に合わせ、交代で朝のあいさつ運動を実施している。
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