2016-04-02 07:00 am by 須坂新聞
市道桜木町線(須坂市北横町、延長約200m)に25年前に植えた桜の一部が枯れたため、市は先月28日、羽生田郁雄さん(77、豊丘上町)から寄贈を受け、園里黄桜3本を植え替えた。接ぎ木3年目の高さ1.3m〜3.0m。「これから花が咲く」(寄贈者)。桜木町商盛会の浅川恭行(たかゆき)会長は「花見をしているので楽しみ。須坂駅前の玄関口に位置し、市独自の桜でおもてなしができる」と話す。
桜木町通りは、平成3年に市が国補交通安全施設等整備事業で歩道を新設。同4年には国の「ふるさと手づくり郷土賞」に輝いた。桜は15本が植えられ、観光客の撮影スポットにもなっている。
臥竜山桜守の会長で活躍する羽生田さんは昨年、桜の樹勢に影響する害虫コスカシバの調査を依頼され、防除のための交信かく乱剤を施した。枯れた3本を羽生田さんが育てる園里黄桜に更新した。
園里黄桜は、平成13年に市内豊丘上町中灰野梅ノ木(弁天さんの池近く)のフゲンゾウ(ピンク色の桜)の枝変わりで発見され、18年に新品種に認定された。須坂生まれの八重咲き黄花系(黄桜)。
羽生田さんは「須坂のまち中に須坂生まれの桜が植えられ、大勢の目に触れるので大事にして」と話す。
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