2016-03-11 01:48 pm by 須坂新聞
信州須坂の町の雛(ひな)祭り実行委員会(田中宏和委員長)は6日、雛祭り15回記念の特別企画「着物でファッションショー」を笠鉾会館(東横町)で開いた。着物姿が似合う男女23人のモデルが市内をはじめ、高山村や長野市、中野市、千曲市、松本市、茅野市、信州新町、兵庫県尼崎市から訪れた。市内5美容室や美容師、着付師、箏と尺八演奏の子供たちの「汎山・雅尚と邦楽グループあおがえる」、協賛各社が協力した。
一般来場者の面前に設けられたランウェイ(幅が狭い表現舞台)を歩くモデルは、応募の動機や着物の思い出を観衆に伝えた。
「成人式に振り袖を着たことがきっかけで着物が好きになった」「母の着物を着てみたい」「(美容師・着付師の)プロが変身させてくれるので楽しみ」「嫁いだ時の着物を久しぶりに着てみたい」「好きな着物を着て幸せなひとときを楽しみたい」「一度は舞台に立ちたい」「いつもと違う自分を発見したい」とのモデルの思いを司会が紹介した。
ショーの中間では、キタザワ美容室の藤田亜由子さんとヘアデザインルーム里和の原里美さんがヘアスタイル結い上げを披露した。
モデルは高木アミリさん・エリさん姉妹。「振り袖を用意してくれた両親の汗と時間、思いが込められていることを知った。迷惑ばかりでごめんなさい。これからもよろしく」と二人のコメントが紹介された。
大トリは十二単(ひとえ)の藤沢明日香さん(24、高山村)とお内裏様に扮(ふん)した中沢定幸さん(51、長野市)。藤沢さんは終了後の取材に「衣裳は重さ10kgくらい。貴重な体験ができてとても幸せ」。一方、さまざまな衣裳で人々を驚かす中沢さんは「内にいろんな自分がいる。お内裏様になる機会はないので本当にうれしい」と応じた。
終了後観衆の一人、今井さん(長野市の男性)は「プロのお髪セットや着付けなど着物に触れる機会がもてて素晴らしい」と感想を語った。
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