教育旅行にペンションを〜峰の原観光協会が台湾関係者招き魅力伝える

2016-02-06 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市の峰の原高原観光協会は2日、台湾の教育旅行関係者を招き、モニターツアーを行った。峰の原のペンションなどの魅力を発信し、今後の誘致につなげたい考えだ。
 訪れたのは台湾東部にある各高校で教育旅行を担当している教師6人と、旅行代理店の担当者1人。1日夜に到着し、ペンションで2泊した。
 訪れた関係者によると、台湾の教育旅行先は日本が最も多く、内容には民泊や、日本の学生との交流が組み込まれているという。
 同協会では、オーナーと交流しながら民泊に近い体験ができるペンションの存在を知ってもらうため、県の地域発元気づくり支援金を活用してモニターツアーを実施。ペンション村がある峰の原は分宿で受け入れができることや、冬にはスキーが楽しめることなどもアピールした。
 2日は峰の原高原スキー場でスキーを楽しんだほか、須坂高校を訪問したり、修学旅行の一環で市内を訪れていた県外高校生の商業体験も見学。夜は日帰り温泉施設の湯っ蔵んどで地元関係者と交流した。
 宜蘭県にある国立羅東高級商業職業学校の許絹屏(キョ・ケイヘイ)さん(42)は「台湾にもペンションはあるが形態が違う。(峰の原のペンションは)オーナーと交流できるのがいい。ぜひ生徒たちに体験させたい」と前向きに語った。
 同協会の古川茂紀会長によると、峰の原では昨年1月と5月に急きょ台湾の高校生を受け入れたことがある。そのことがきっかけとなり、台湾生にとって「新しいスタイルの民泊」としてペンションをPRしようと考えたという。
 古川会長は、言葉の壁があっても心で通じ合おうとすることがペンションオーナーにとっても新鮮になるとし、「1校でもいいからしっかりとしたつながりをつくりたい。ペンションでの滞在を通して長い交流になれば」と話している。
 支援金事業では、モニターツアーのほか、須坂市を紹介するパンフレットも作った。

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