2016-01-23 02:58 pm by 須坂新聞
任期満了に伴う須坂市長選挙は17日、投開票された。現職の三木正夫氏(66、無所属、相之島町)が、新人で農業の永田栄一氏(62、無所属、境沢町)に8,855票差の13,915票を獲得して4選を果たした。投票率は過去最低だった前回2012年を2.5ポイント上回る46.39%だった。同時に行われ、新人2人が争った市議会議員補欠選挙(欠員定数1)は、建設会社経営の水越正和氏(64、無所属、屋部町)が初当選した。
三木氏は健康長寿を核にした総合的な施策の実施などを公約に、保育園・小中学校の建て替えや耐震化、行財政改革などの実績を訴えて、市全域で幅広い支持を集めた。
永田氏は「須坂の活力を取り戻す」と市政転換を掲げ、「世界農業遺産」や「山京」などによる農業振興、まちづくりのほか、これまでの経験を生かした教育・人材育成の充実などを提案したが支持が広がらなかった。
目立った争点がなく、また、市内に計画されている大型商業施設については両氏とも推進するとし、一般廃棄物最終処分場については明確な論争に発展しなかった。加えて四たびの一騎打ちだったこともあり、市民の関心が高まらなかった。
投票率は前回の43.89%から持ち直したものの50%を下回った。市選管の小林孟夫委員長は「ダブル選挙だったことや天気に恵まれたことで、わずかだが投票率が上がったのでは。6月から選挙権年齢が18歳に引き下げられる。社会全体で政治参加や投票の意識を高める取り組みをしなければ」と話した。
三木氏の4期目の任期は24日から4年間。
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