「小学生会社」が税金納付って?

2015-11-21 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂商工会議所青年部(中村勝也会長)は15日、小学5・6年生を対象に8月から実施してきた商売体験セミナー「第10回ジュニアエコノミーカレッジ」の最終回を須坂市中央公民館で開き、須坂・小山・森上小から参加した10チームが決算報告書をまとめ、利益の一部を「税金」として須坂市に寄付した。
 この事業は実社会に近いビジネス体験を通して経済の仕組みを学び、お金の大切さ、商売の楽しさ・難しさを知ってもらうと共に、「自分たちで考え、決定し、行動する」ことを体験し、生きる力を身につけてもらおうと毎年開催している。
 5人編成のチームごとに仮想の株式会社を設立、2万円を元手に市内事業所の協力を得ながら食品や雑貨などのオリジナル商品を開発し、11月3日の須坂えびす講で実践販売に取り組んだ。
 その結果、10チーム合計で345,370円を売り上げ、利益の中から15,750円を税金として寄付することになった。税金納付式では、10チームの財務部長を代表して、?Happiness Cafeの小岩井れいさん(森上小6年)が「須坂市の発展のために役立ててください」と三木市長に目録を手渡した。
 また、主催者や来賓が「皆さん、よくがんばりました。たくさんのことを学んだと思います。この経験を今後に生かしてください。お金は大切に使ってください」などと話し、子どもたちは「販売は呼び込みに苦労したけど、完売できてよかった」や「どうしたら商品を買ってもらえるか考えた。完売できて達成感があった」など感想を発表した。
 子どもたちには自分が稼いだお金として、1人800円〜2,500円が分配され、使い道については「貯金をする」や「打ち上げパーティーをしたい」などと答えていた。

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