【大型商業施設計画】商業者は賛成4割、反対3割〜須坂新聞が須坂市内100店にアンケート

2015-11-14 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂新聞社は10月19日〜11月11日、須坂市内の小売業と飲食業の計100店に、井上の大型商業施設建設計画についての賛否や影響などを尋ねるアンケート調査を行った。その結果、建設計画について「賛成」(賛成+どちらかといえば賛成)が42店、「反対」(反対+どちらかといえば反対)は33店だった。また、大型商業施設ができた場合の自店への影響については「良い影響がある」(とても+ある程度+少し)が15店、「悪い影響がある」(とても+ある程度+少し)が39店、「ほとんど影響ない」が21店だった。
 アンケートは1.井上の大型商業施設建設計画についての賛否 2.その理由 3.大型商業施設ができた場合の自店への影響 4.そのほか、大型商業施設建設計画や中心市街地活性化、まちづくりなどについての意見―の4項目を聞いた。1と3は選択回答(選択肢の中から1つを選ぶ)、2と4は自由回答。
 市内の小売店(食料品店、スーパー、コンビニ、日用品店、衣料品店、化粧品店、薬店、電気店、時計・眼鏡店、宝飾品店、スポーツ用品店、書店、生花店など)75店と、飲食店25店に対して、訪問面接と配布・回収方式で尋ねた。
 1は「賛成」が約4割あった一方で、「反対」も約3割、「どちらともいえない」も2割あった。
 「賛成」(「どちらかといえば賛成」含む)の理由について▽経済・地域活性化▽税収増▽雇用の場の確保▽周辺地域からの人の流入▽市外への買い物客流出の歯止め▽須坂市のPR―が複数あった。
 「反対」(「どちらかといえば反対」含む)の理由については▽中心市街地や既存商店、周辺地域の衰退・空洞化▽まちの無個性化▽年配者などの買い物弱者増▽大型商業施設が撤退した場合の影響▽各地に大型ショッピングモールが存在する―が複数あった。
 3は「悪い影響がある」が約4割あった一方で、「良い影響がある」は1割半だった。ただ、「ほとんど影響ない」と「分からない」もそれぞれ2割以上あった。「ほとんど影響ない」と答えたのは飲食店、食料品店、衣料品店、スーパーなどさまざまで、職種などの大きな傾向はみられなかった。
 1の「賛成」42店のうち、3で「良い影響がある」(とても+ある程度+少し)と答えたのは15店、「悪い影響がある」(とても+ある程度+少し)は4店、「ほとんど影響ない」は12店、「分からない」が11店だった。
 1の「反対」33店のうち、3で「良い影響がある」と答えたのはゼロ、「悪い影響がある」は26店、「ほとんど影響ない」は3店、「分からない」が4店だった。
 1の「どちらともいえない」21店のうち、3で「良い影響がある」と答えたのはゼロ、「悪い影響がある」は7店、「ほとんど影響ない」は5店、「分からない」が9店だった。
 4は▽既存商店や中心市街地の活性化▽駅前のシルキーや旧フジ会館・ナガイビル、ショッピングセンターの活用・活性化▽人口増の取り組み▽特色あるまちづくり(高齢者に優しい、子育てしやすいなど)―の提案や要望が多数あった。
 なお、2と4であった、そのほかの意見は来週号で掲載する予定です。
 井上に建設が計画されている大型商業施設は、須坂長野東IC北側の農地約14.3ha(予定)を開発するもの。流通大手イオン傘下のイオンモールが出店を検討している。

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