♬いつまでも「フォーエバーヤング」〜10回記念で盛り上がり

2015-06-20 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市中島町出身の音楽評論家富澤一誠さん(64、東京都)がプロデュースして毎年メセナホールで開催している「フォーエバーヤング〜歌とトーク満載のフォークコンサート」(須坂市文化振興事業団とメセナホール友の会主催)が14日、同ホールで開かれた。今回が節目の10回目。記念公演として、フォーク界を代表する南こうせつさんと森山良子さんが出演、フォーク世代を中心とする多くの人たちが「たくさんの元気をもらった」コンサートを楽しんだ。 
 フォーエバーヤングは2005年のメセナホール友の会の会合で会員が「フォーク評論の第一人者で活躍している須坂出身の富澤さんにお願いして、さまざまなアーティストを招いたコンサートを開いてみては」と提案、富澤さんに打診したところ「故郷への恩返しになれば」と快諾し、翌06年から始まった。以後は3組出演を原則に開催。11年にはメセナホール開館20年記念で6組が出演するスペシャル版も開いた。
 コンサートは、富澤さんが作詞、岸田敏志さんが作曲、シンガーソングライターのさくまひできさんが歌うフォーエバーヤングのテーマソング「どこで暮らしていても」で幕開け。
 続いて、富澤さんが「10年前にお話をいただいた時、先輩の杉田二郎さんの所へお願いしに行ったことが思い出される。ふたつ返事で快く引き受けていただき、アーティスト仲間にも声をかけていただいた。最初は手探りだったが、こうして10周年を迎えることができたのは応援・協力していただいている大勢の皆さんのおかげ。本当にありがとうございます。きょうはスペシャルバージョン。楽しんでいってください」とあいさつ。
 ステージでは、富澤さんとは旧知の間柄の南こうせつさんと森山良子さんが、楽しいトークや思いを込めたメッセージを交えながら持ち歌を披露。ジョイントする場面もあり、満席の会場を大いに盛り上げた。 
 フィナーレでは出演者と観客で恒例となった「ふるさと」を大合唱。富澤さんが「この10年を区切りとして、さらに次の10年を目指してがんばります。みんな元気で、また、来年会いましょう」と呼び掛け、大きな拍手に包まれた。
 小ホールでは富澤さんが所有するレコードのジャケット写真やコンサートパンフレットのほか、南さんのギター、森山さんのステージ衣装などを展示したフォーク資料展を開催、開演前にはさくまひできさんと北野里沙さん(シンガーソングライター)のプレコンサートで盛り上がった。
 観客は県内全域、県外からも首都圏各地や新潟・京都などから訪れており、「10周年にふさわしい最高の組み合わせ。会場との一体感も素晴らしかった」「主人と一緒に来られる唯一のコンサート。明日からがんばれる元気を今年ももらいました」「埼玉から初めてやって来ました。新幹線で駆け付けるだけの価値は十分にありました」「このイベントは須坂の宝。ずっと続くように祈っています」などの感想が寄せられた。
 なお、コンサートの模様はFM長野で6月27日午前11時から正午まで放送される。

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