【県高校総体】女子テニス須坂が団体初優勝(1)〜雨中決戦、打倒松商

2015-06-13 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 県高校総体は6、7日を中心に各地で行われた。テニス女子団体戦は決勝で須坂が松商学園を2―1で下して初優勝。松商の26連覇を阻みインターハイ(IH)出場を決めた。個人戦のシングルスでは中村礼さん(須坂3年、小布施町横町)が準優勝し、3年連続でIHへ。ダブルスは中村・加藤真帆(須坂3年、東北中出身)組が準優勝した。
【男子】
◇団体▽1回戦 松本県ケ丘2―1須坂
【女子】
◇団体▽1回戦 須坂3―0松本蟻ケ崎▽2回戦 須坂2―0上田染谷丘▽準決勝 須坂2―0伊那弥生ケ丘▽決勝 須坂2―1松商学園 ?須坂
〔須坂〕▽選手 渋沢百香(部)中村礼(主)加藤真帆 早野朱音=以上3年 丸山紗也加=2年▽監督 中村浩一郎
◇シングルス ?中村礼?丸山紗也加?加藤真帆
◇ダブルス ?中村礼・加藤真帆
(女子団体は須坂が8月1〜8日に大阪市で開く全国大会と、6月21、22日に石川県能美市で開く北信越大会へ。女子個人戦はシングルスで中村さんが北信越、全国大会に出場する)
■雨中の決戦、松商の26連覇阻む
 雨の決戦を制したのは須坂だった。「プレッシャーはなく自分たちのできることをしっかり出そうと頑張った。みんなで目標を達成できて本当にうれしい」。試合後の取材に部長の渋沢さんは、涙で声を詰まらせながらそう話した。
 5日に南長野運動公園で行われたテニス女子団体戦決勝。大勢のギャラリーが見守った注目の一戦は、雨降りの中、約2時間の激闘を繰り広げた。
 第1、2シングルスとダブルスが同時進行で行われた。第1シングルスは中村さんがゲームカウント8―2で奪ったが、第2シングルスは丸山さんが6―8で惜敗。勝負の行方はダブルスの結果に委ねられた。
 加藤・早野組は相手の2年生ペアに2―4とリードされながらも、最後まで諦めなかった。チームメートの応援を受けながら必死に戦い、8―4で逆転勝利。初優勝を決めるポイントを奪うと、会場には大歓声が響いた。選手たちは照明がともったコートで抱き合い、涙を流して喜び合った。
 第1シングルスに勝ち、一番最初に試合を終えた主将の中村さんは、自身の試合よりも「ドキドキした」と仲間の戦況を見守った。
「勝ちたいという気持ちや、3年生としての意地が勝利につながった」。他校から応援してもらったことも「大きかった」とし、その期待を力に変えた。
 「打倒松商」を見事に成し遂げ、新たな歴史をつくった須坂。中村監督は「仲間がミスをしても絶対に責めたり、くじけたりせずに最後まで支え合って明るく楽しく元気よく戦った。素晴らしい選手たち」とたたえた。

2015-06-13 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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