2015-06-06 07:00 am by 須坂新聞
昨夏、須高ほか各地で大量発生したマイマイガが今年も大量発生すると見られ、各自治体ではホームページなどを通じ、各家庭で発見した幼虫の駆除を呼び掛けている。
住宅の壁面や街路灯柱などに産みつけた卵塊からふ化した幼虫は1?までなら市販の殺虫剤で駆除が可能。しかし6月になった現在は成長して殺虫剤が効きにくくなるため、火箸などで捕まえて潰すか、家庭用洗剤を溶かした水に漬けて溺れさせるのが効果的という。
マイマイガはドクガ科に属する大型のガで、成虫の寿命は7日から10日。産みつけた一つの卵塊からふ化する幼虫は500〜600匹といわれる。毛虫状の幼虫から成虫に羽化するまでは、広葉樹や針葉樹などの葉を食害する。
また幼虫の毛や成虫の羽のりん粉が皮膚に付くと、痛みやかゆみを起こす場合もある。幼虫は吐いた糸にぶらさがり、風に乗って拡散することから、人や洗濯物への付着などに注意が必要だ。
消毒をしたり、卵塊を取り除くなどしても、マイマイガの幼虫はしぶとく発生。須坂市や小布施町でも情報は寄せられているという。約10年周期で大量発生し、終息までに3年かかると言われるが、須坂市生活環境課では「幼虫のうちに数を減らして、発生を少しでも抑えられるよう、ご協力を」と話している。
2015-06-06 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy