2015-05-16 07:00 am by 須坂新聞
須坂市子ども読書活動支援研究会はこのほど、読書活動推進のための優れた取り組みが評価され、子どもの読書活動優秀実践団体として文部科学大臣表彰を受けた。先月30日、湯本理恵会長ら4人が市役所を訪問し、三木市長に受賞を報告した。
文部科学省は平成14年度から毎年、全国の優秀実践団体を表彰しており、本年度は学校135校(県内は3校)、図書館45館、団体・個人55団体・人(県内では同研究会のみ)が受賞した。
須坂市子ども読書活動支援研究会は平成22年6月に設立。市内の読み聞かせボランティア16団体の代表ら約20人で構成する。主に市内の幼稚園、保育園、小中学校、図書館などで読み聞かせを行うほか、スキルアップ講演会、勉強会などを企画。信州岩波講座図書贈呈事業に協力して毎年、東日本大震災の被災地へ同行し、絵本を通じて子どもたちの心の復興を支援する活動にも取り組んでいる。
また長野県地域発元気づくり支援金事業として、平成25年度に「須坂市動物園かるた」、26年度に「すざかしどうぶつえんえほん『トットトト』」の制作などを行った。
受賞報告後、三木市長らと懇談した会長の湯本さん(きらきらパーク)、副会長の清水美奈子さん(たんぽぽの会)、幹事の富沢智恵美さん(かたくりの会)、加藤節子さん(須坂あかりの会)は自身の本との出会いについて語り合い、「働く母に代わっていつも近所の人が、膝の上に座らせて本を読んでくれた」「寝る前に祖父母がよく昔話をしてくれた」「同じ物語の繰り返しだったが、楽しみだった」と、幼い頃の思い出と現在の活動を重ね合わせた。
また、湯本さんは「親子で屋外に出掛けることも多いと思うが、ぜひ一緒に本を読む時間も大事にしてほしいと思う。子どもたちは本が大好き。目をキラキラさせながら読み聞かせが始まるのを待っていてくれる子どもたちの存在が私たちの励み」と話していた。
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