自転車安全モデル校〜須坂東高に委嘱「全校一丸で推進」

2015-05-02 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂警察署は自転車の盗難防止と安全利用を推進する今年度の自転車安全モデル校として須坂東高校を委嘱、このほど、山本貞雄署長が同校に出向いて、生徒会交通安全委員長の竹前孝紀君、副委員長の西澤藍璃さん(共に3年)に委嘱状を手渡した。
 須坂署によれば、昨年管内では60件の自転車盗難事件が発生、全窃盗犯(242件)の約4分の1を占めている。盗難被害のうち65%が無施錠であり、被害者の半数以上が高校生という。
 また、昨年発生した245件の人身の交通事故のうち、自転車が絡む事故は20件で、このうちの12件が高校生によるもの。自転車に乗りながらの携帯電話類の利用、2人乗り、無灯火、歩道通行など交通ルールやマナーを無視した通行が多く見られる現状にある。
 委嘱式で、山本署長は「昨年度のモデル校は地道な活動により自転車盗難の被害や自転車事故を減少させた実績を挙げている。須坂東高校においても生徒一人ひとりが高い規範意識を持ち、須高の安全・安心に貢献してほしい」と期待した。
 引き続いて、竹前君が「事故に遭わない、事故を起こさない、自転車を放置しないをモットーに、モデル校としての自覚を持ち、全校一丸となって活動していきたい」とあいさつした。
 同校は全校生徒(687人)の70%が通学に自転車を利用。交通安全委員会は各組2人の総勢36人で構成し、モデル校として、須坂駅前駐輪場の整理、施錠の励行を呼び掛けるステッカーの貼付、注意を喚起するチラシの配布、交通安全教室への参加、街頭啓発などを行っていく。

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