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【JA須高】4支所構想が再検討に〜購買店舗集約に反対意見

2015-04-04 07:00 am by 須坂新聞

農業 icon 　JA須高（牧良一組合長）は経営改善計画に基づいて、平成28年４月を目処に現５支所を４支所に再編する構想を進めてきたが、撤回し再検討することにした。
　構想は本所支所、井上、仁礼、高山、小布施の５支所を仮称須坂（須坂、日野、豊洲、仁礼、豊丘）、仮称須坂南（高甫、井上）高山、小布施の４支所とするもので、金融、営農などの総合機能を同一敷地内または近接地へ集中にすることを条件に準備してきた。
　原案では高山、小布施両支所は現状通りとし、須坂支所（仮称）は現在の購買店３店舗を１店舗に、須坂南支所（仮称）は現在の購買店２店舗を１店舗に集約するとした。
　同JAが２月の集落懇談会でこの案を説明したところ、須坂（仮称）、須坂南（仮称）地区の組合員から「購買店舗は敷地内に設置を。集約には反対」との強い意見があり、同JAは「改革に伴う痛みを理解してほしいが、組合員のためのJAであり、皆さんの声を考慮したい」と再検討を理事会決定した。
　構想の背景として、生産者・組合員が年々減少、販売高も平成３年のピーク時から半減しており、同JAは「合理化を図ることで組合員の手取り向上、職員の仕事力アップ、ブランド力の強化」を目指すとしていた。
　４支所構想と共に進めてきた本所の建て替えは予定通り28年度中に新築とする。本所は昭和43年の建設で老朽化しており、23年度の耐震診断で補強が必要とされていた。
　また、北信JAの組織再編は現役員の任期中（29年５月）に結論を出したいとしている。