街角演奏「メセナの風」が100回目

2014-11-15 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市文化振興事業団が主催、音楽家や芸術家が街角に繰り出して演奏や芸術を披露する「メセナの風」は7日、通算100回目を県立須坂病院ロビーで開き、コーラスグループの「スターライツ」が美しいハーモニーを披露した。
 メセナの風は須坂市文化会館メセナホールまでなかなか足を運べない人たちのために、音楽家や芸術家が生活の場に出向いて生の演奏や上演を無料(一部入館料が必要な場合もある)で楽しんでもらおうというもの。平成21年7月にコンビニ店頭で行ったジャズコンサートを皮切りに、公共施設、自治会の公会堂、福祉施設、小中学校、美術館・博物館、社員食堂などさまざまな会場で行ってきた。
 当初は「メセナの風コンサート」と称して音楽関係に絞っていたが、25年度からはジャンルを広げて落語や江戸太神楽なども実施、名称も「メセナの風」としている。
 100回記念のステージに立ったスターライツは、日本ゴスペル界の第一人者亀渕友香が率いるコーラスグループ「VOJA」の主要メンバーとして活躍していた人たちを中心とする8人で編成。この日は、このうちの6人が病院利用者や市民ら約230人を前に、ゴスペル曲の「ジョイフル・ジョイフル」や今年のヒット曲「レット・イット・ゴー」などを披露した。
 100回通算の来場者は8,760人で、1回平均87.6人。出演者にはショパン国際ピアノコンクール4位入賞の山本貴志さん、新日本フィル首席フルート奏者の荒川洋さんら著名な音楽家も名前を連ねている。
 同事業団担当者の長谷川裕晃さんは「こうして100回を迎えられたのも出演者の皆さん、会場提供者の皆さん、鑑賞していただいた皆さん、全ての方々のご協力によるもので感謝の気持ちでいっぱい。今後もどんどん街角に出向いていきますので『メセナの風』を肌で感じてください」と話している。
 次回101回は12月25日午後8時から須坂版画美術館で開催、シンガーソングライターの清水まなぶさんが出演する。問い合わせはメセナホール☎026-245-1800まで。

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