2014-11-08 07:00 am by 須坂新聞
高甫小学校開校140周年記念式典(豊田伸幸実行委員長)は5日、同校体育館で開かれた。全校児童(176人)、来賓、保護者、学校職員ら約270人が出席して、これまでの歩みを振り返り、地域で育んだ140年の節目を祝った。またシンガーソングライターの清水まなぶさんの記念平和コンサートも行われた。
式典で山口淳夫校長は「高甫小は保護者や地域の方が学校と一体になって教育の振興に尽くされ、今日があることを思うと感慨深い。その熱意は延々と受け継がれ、平和や伝統を尊び、地域で子どもを育てる教育の原点につながっている。誇れる高甫の心をこれからも大切にしたい」と式辞。小林雅彦市教育長、村石正郎県議が祝辞を述べた。さらに児童会長の茂野剛大君は「これからもたくさんの思い出をこの学びやに刻み、誇れる高甫小を築いていきましょう」と全校に呼び掛けた。
また記念講演として、中沢允さん(元市議会議長)が「高甫の歴史と平和」と題して話した。学校の歴史や1年間の活動を収録した記念DVDの上映もあった。
なお、同校PTAから学校へ、ハイブリット除雪機が記念品として贈られた。
記念平和コンサートで清水まなぶさんは、祖父が残した戦争体験手記をもとに作った「回想」のほか、「最後の手紙―MOTHER」など4曲を披露。児童たちと平和・夢・命について考えるトークも繰り広げた。
高甫小学校は明治7年、広正寺に克譲学校として開校。明治27年に現在の場所に移った。平成13年に被爆2世柿を敷地内に2本植樹してから、学校と地域で平和学習に取り組む。「柿の里づくりin 高甫」と銘打ち、毎年秋には地元の柿や二世柿を使った皮むき体験会を実施。今年は記念式典後に行った。
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