須坂ニュース　須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか

須坂図書館〜信大工学部図書館と協定

2014-10-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　須坂図書館は３日、信州大学工学部図書館（長野市）と連携協力協定を結んだ。工学部図書館の寺沢才紀館長が須坂図書館を訪れ、小林雅彦市教育長と調印式を行った。図書館間での蔵書の貸し借りや、インターネット蔵書検索システムの相互リンク、イベントや研修等の合同実施など連携したサービスを行い、市民や学生が図書館や読書に接する機会の増加を目指す。
　平成16年に須坂市と信州大学が締結した包括的連携協定の一環。連携協力によって、インターネットで両図書館の蔵書検索システムを結び、互いの蔵書を調べて取り寄せることができる。借りた蔵書はどちらの図書館でも返却が可能に。
　また、工学部図書館を窓口に、他の信州大学付属図書館の教育学部図書館（長野市）、中央図書館、医学部図書館（共に松本市）、農学部図書館（南箕輪村）、繊維学部図書館（上田市）の蔵書を借りることもできる。須坂図書館の約18万冊に対し、信州大は全約125万冊を所蔵する。
　調印式で寺沢館長は「信州大学の蔵書は各学術分野の専門書を多く所蔵しているのが特徴。簡単には購入できない貴重な本も多く所蔵しているので、これらの本を市民の皆さんに活用してほしい」とあいさつした。
　小林教育長は「たくさんの蔵書の中から貴重な図書を借りることができるのは、市民の図書活動の大きな力になる。図書館が市民や学生のより身近になり、足を運んでもらえる施設になることを期待する」と話した。
　市では市内の施設や店舗等で読書が楽しめる事業「信州須坂どこでも図書館」を展開中だ。今後は現在22カ所ある協力施設の拡大や案内看板の設置、紹介地図の作成などを予定している。須坂図書館の文平玲子館長は「図書館が市民の皆さんの生活を豊かにする入り口になれるようにしたい」と話している。