リンゴの摘果を体験〜千葉の中学生が須坂に修学旅行

2014-06-14 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市観光協会が昨年度から推進している中学・高校の修学旅行の誘致活動の一環で、千葉県我孫子市の我孫子中学校2年生約330人が5日、須坂市の農家9軒でリンゴの摘果作業を行った。
 同校は菅平高原に2泊3日で宿泊。今回の果樹体験は同校からの希望を受けた近畿日本ツーリストが、市観光協会に提案して実現。
 摘果作業はクラスごとに分かれて実施。このうち?町卓郎さん(65、高畑町)が所有する本郷町の畑では約30人が学習。
 摘果は品質の高い物(大きくておいしい物)を多く生産するために行うもので、大きい物、形の良い物を1つ残して他は摘み取る作業。
 ?町さんは「1本の木に実を付けすぎないように摘果する。皆さんの力に期待する」と励ましながら、摘果の方法を教えた。生徒は枝や実をじっくり見ながら作業。初の体験に百海柚貴君、松本康太君は「果実を選ぶのが楽しくて新鮮。農家は作業が大変だと思った」と話していた。
 今回は学校側の要望を受けた市観光協会が須坂グリーンツーリズム、須坂市農林課、市商業観光課の協力を得て実現した。同協会は昨年度は2校、今年度は来年2月に大阪府の鶴見商業高校を受け入れる予定。
 市観光協会の町井昭彦次長は「まさにオール須坂で受け入れた。今秋収穫されたリンゴは生徒に2個ずつ届け、須坂産のおいしさを味わってもらい、我孫子との長期的な交流につなげたい。来年3月には北陸新幹線が金沢まで延伸する。もてなしの心でより広範囲の地域から多くの学校を受け入れていきたい」と話す。

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