常盤中が県中学生ロボコンで優勝

2013-12-07 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 第12回県中学生ロボットコンテスト(県技術・家庭科教育研究会主催)はこのほど、千曲市の更埴西中学校体育館で開いた。21校96チームがオリジナルのロボットで技術を競い、常盤中学校技術部の3年生チーム(山岸世奉君、梅本暁君、船木顕広君、柳沢亘君、清水敦矢君)の「梅の実」が優勝に輝いた。
 競技は4.5㎝幅の紙筒を空のペットボトルや空き缶の外側に積み上げた高さの点数と、一番上に発泡スチロールの球を載せた加点の合計得点で競った。
 梅の実は予選を3連勝で勝ち上がると、24チームで戦った決勝トーナメントは初戦の2回戦で同じ常盤中の2年生チーム、3回戦は桜ケ岡中、準決勝は裾花中を破った。決勝は10月の善光寺平ロボットコンテストの予選と決勝で敗れた筑摩野中(松本市)に雪辱を果たした。操縦士の船木君は「3年間県大会に出てきてやっと最後にいい成績が残せたし、思うような操縦ができた」と喜んだ。
 10月の善光寺平ロボコンでは負荷のかかり続けたモーターが決勝前に破損し、満足に戦うことができなかった。今回も予選で車輪を動かすギアボックスが壊れるトラブルが発生したが、針金で応急処置し、決勝トーナメント前に予選で敗退した1年生チームのロボットから部品を付け替えて対応し、窮地を乗り越えた。
 部長の山岸君は「優勝できてうれしかったし、善光寺平ロボコンのリベンジもできてよかった。1年生に部品を借りるなど、学年に関係なく技術部全体のチームワークで優勝できた」と振り返った。
 梅の実はおととしの県大会3位、昨年は技術賞、善光寺平ロボコンでは昨年優勝とアイデア賞、今年は準優勝で技術賞も受賞した。顧問の横田孝広教諭は「下級生の応援も3年生の力になり、常盤中技術部のチーム力が光った。昨年も3年生が県大会で3位に入るなど、今回も下級生に与える影響は大きい。いい伝統になっている」とたたえた。

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