STV「私が選ぶ須坂百景」選ばれたのは?

2013-11-30 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高ケーブルテレビ(須坂市北横町、丸山康照社長)は23日、開局25周年記念特別企画「私が選ぶ須坂百景」の発表・シンポジウムをメセナホールで開いた。市内外から623通、280カ所の応募があり、選考会を経て100選を決めた。最も多い推薦は米子大瀑布と臥竜公園。「新緑の権現滝を見ると活力がみなぎる」(米子大瀑布)「花見客で混雑する時を避けて朝、カメラを担いで撮影場所を確保する優越感が心のリフレッシュ」(臥竜公園)との推薦者の声が寄せられた。
 同社は、信州須坂の心に残る風景や後世に伝えたい風景、全国に誇る景色などを広く募り、映像とエピソードでつづり未来に残す特別企画を組み、春から候補を放映してきた。
 丸山社長は「25周年に際し、何ができるか検討した。蓄積する映像などを形にして残そうと企画した。地域の映像を大事に伝え、地域に根ざし、なくてはならない企業にこれからも努めたい」とあいさつした。
 審査の講評で市川美保子さん(花王デザイナー)は「子供のころから親しんだ風景が多く出てきて感動した」。遠藤守信さん(名誉市民、信大特別特任教授)は「夏祭りのカッタカタの歌を聞くとかき氷のイチゴの匂いがしてくる。一つ一つの映像に心が躍った」。
 三木市長は「思い出とともに人は人生をたくましく、やさしく生きていける。素晴らしい須坂に生まれ育ってよかった」。宮本経祥(つねよし)さん(前信濃教育会長)は「須坂百景の私のイメージががらりと変わったことが収穫」と語った。
 シンポジウムは、笹本正治信大副学長をコーディネーターに「守り育てる須坂の風景」と題して5人の選考委員が討論した。 笹本氏は「須坂百景を通じ、私たちは気づき、学ぶ出発点を得た。祭りは家族や絆を思い出させ、地域を再生させ、さらに良くするかぎになる。外から見ると魅力いっぱいのまちだが、須坂を知るということは、市民が深く掘り下げると同時に横につながること。まちに物語性を持たせ、外部の人も市民も歩きたくなるルート作りがまちづくりに必要だ」。
 「遠藤守信先生を超える将来の偉人をつくるまちでありたい。次の地域をつくる子供たちには間違いのない教育をしなければならない。そのためには足元をきちんと見ることが大事」と強調した。
 丸山社長は「百景の取材を通して地域のことを格段に知ることができた」と語った。
 同社は来年1月4、5日に須坂百景の発表・シンポジウム(特別番組)を放送する。
(100選は11月30日付須坂新聞3面をご覧ください。)

2013-11-30 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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