特別支援学校〜須高地域の高等部考える会設置

2013-11-23 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 市立須坂支援学校保護者会(関ゆかり代表)が事務局となって先ごろ、上高井教育会館で「特別支援学校高等部を考える須高地域懇話会」を立ち上げた。平成28年度に須高地域へ特別支援学校高等部の設置を県・県教委に要望している須高の関係者が、県内・他県の教育内容や特色ある教育課程などの学習を深め、地域に必要な高等部について意見交換し、具体的なイメージを共有して構想を県教委に提案するために設置した。
 委員は郡市・市PTA連合会長、市校長会2人、障害のある子をもつ保護者、3市町村教委教育長、須坂支援学校保護者会の9人。村石・永井両県議を顧問に、県教委特別支援教育課・高校教育課を助言者に迎えた。
 来春にかけて3回開き、来年度当初に県教委へ提案する予定。
 須高地域高等部の在り方として①活用する校地・校舎②通学対象地域・想定生徒数③募集開始年度④教育課程の特色⑤交流・共同学習⑥進路指導―など深めていく。
 市立須坂支援学校は現在、開校3年目。小学部に13人、中学部に7人(1年5人、2年2人)が在籍し、市内と高山村から通学している。
 今年7月、市内で開いた阿部守一県知事のタウンミーティング終了後に「28年度設置に向け、準備を早急に進めてほしい。設置決定時期は生徒と保護者が安心して準備ができるよう、26年度の早い時期に表明してほしい」と要望した。
 協議では県教委の現在の方針を質問した。これに対し、県教委特別支援教育課は「(須高地域に高等部分教室設置)の方針は変わっていない。予算付けができる26年度中には表明したい」と答えた。
 また、須坂商業高校と須坂園芸高校の再編統合(募集開始は27年度。30年度ごろまでは須坂商業の校地校舎も活用)による空き教室は「現時点で28年度には3教室分」(県教委)との見解を示した。
 次回開催は来年2月か3月を予定。特色ある教育、教育課程、交流学習、進路指導など詰めていく。

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