エポさん招き「ミュージック&トーク」じっくりと

2013-10-05 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 須坂市文化振興事業団とメセナホール友の会は29日、須坂市中島町出身の音楽評論家富澤一誠さん(62)がプロデュースする初企画の「フォーエバーヤング〜ミュージック&トーク・ライブ」をメセナ小ホールで開き、「Down Town」や「う、ふ、ふ、ふ」などのヒット曲で知られるシンガーソングライターのEPO(エポ)さんが出演、富澤さんとのトークを交えながら、エポさんのすべてを表現したコンサートを繰り広げた。
 メセナホールでは富澤さんがプロデュースしてアーティスト3組を招く「フォーエバーヤング〜歌とトーク満載のフォークコンサート」を毎年開催し、既に8回を数える。その中で「アーティストの歌をもっとたっぷりと聴きたい」という要望が多数寄せられ、出演者を1組に絞った新シリーズを企画した。
 トークの中で、エポさんは「33年前に19歳でデビューした時、富澤さんに『エポの生き方はどういう生き方なのか』と聞かれた」という。エポさんにとっては初めて受ける質問で、「自分の中を大急ぎで探した。毎回何を聞かれるかドキドキしていた。富澤さんは愛を持って、いつもその人の内面を見ていた」と振り返った。
 デビュー7年後の渡英については「元気印のエポから作風を変えたかった。環境を変えて、本当にやりたい音楽をやろうと思った」と話した。帰国後は教会・病院・学校など場や客層に合わせたコンサートや、胎教ライブや高齢者対象ライブなどポップスのジャンルを超えたライブに積極的に取り組み、「今後も自分らしく活動していきたい」という。
 コンサートでは約15曲を熱唱。中には、エポさんが作った童話を夫で役者の宮川雅彦さんが朗読し、エポさんの歌とコラボレーションした「うたいかたり(ミュージック&ドラマ)」もあり、詰めかけた約130人から盛んな拍手を浴びていた。
 フィナーレで、富澤さんは「まず1回目を行った。やってみて、いろいろな発見や課題が見えてくる。フォーエバーヤングと同じようにミュージック&トークも皆で育ててほしい」と呼び掛けた。
 観客アンケートでは「昔と変わらないつやのある歌声に元気をもらった」「言葉の一つ一つを大切にしている姿に感動した」などの感想が寄せられた。

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