中国の大学生2人〜 須坂温泉で接客実習中

2013-08-10 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂温泉古城荘(新井新二社長)は先月30日から10月26日まで3カ月間、中国大学生のインターンシップを受け入れている。研修生は陜西省(せんせいしょう)にある西安外事学院日本語学科3年のジョ・カイさん(24)とコウ・セツレイさん(22)。二人とも初来日。古城荘に宿泊し、「畳の上の和式生活がとてもいい。お風呂に入ってぐっすり眠れる。日本のご飯も天ぷらもカレーもおいしい」と話す。
 同インターンシップは、各国との友好増進を目的に活動する「中国対外友好合作服務中心」(中国人民対外友好協会の付属機関)が実施する。昨年8月と今年1月から各3カ月行い、3回目の今回は、日本語を専攻する2年生以上の学生30人ほどが中国全土から参加した。県内は5人を受け入れた(須坂のほか上高地に3人)。
 研修はルーム係として朝6時から宿泊客の朝食の準備と片付け、チェックアウト後の部屋の整理整頓や清掃、午後の宿泊客の迎え入れ、夕食の準備と片付けのほか、宴会(昼、夜)がある場合は準備と片付けなど。
 1週間がすぎ、取材にジョさんは「日本語を2年間学んだので日本の文化を直接勉強したかった。お客さまの正面を考え、食器やはしの位置や向きなど勉強になった」。
 コウさんは「日本語の上達と実際にマナーを学びたかった。朝も夜も仕事の仲間が『おはようございます』と言うのを変に思った。ごみの分別は難しい。皆真剣で真面目な印象」と答えた。
 高山まつりや花火、蔵の町並み、美術館、博物館、スーパーなど見学し「日本人は親切で礼儀正しい。まちはとてもきれい」。
 新井社長は「毎日日本語で日誌を書いて提出してもらっている。現場の指示をよく聞いて真面目によくやっている。忙しい時期にありがたい」と話す。
 同社は7日、ホームページをリニューアルした。予約状況が確認でき、楽天トラベルやじゃらんからも予約が取れるようになった。9月からは宿泊客の料理が信州牛のステーキや須坂みそを使ったみそすき焼きなど3種類から選択できる。

2013-08-10 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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