猛暑で熱中症増加〜須高地区真夏日、昨年の2.6倍

2013-07-20 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 全国各地の猛暑や熱中症のニュースが連日報道されているが、わが須高の夏はどのくらい暑いのか…。気象観測装置を設置している須坂市消防本部によれば、7月15日現在、30度以上の真夏日は13日あり、猛暑と言われた昨年同日の5件と比べて2.6倍多く、暑さが早い時期から到来していることを裏付けている。その暑さが要因となる熱中症患者の救急車の搬送は20件で8件増(1.6倍増)となっている。
 今年最初に真夏日を記録したのは5月13日で、昨年(6月28日)に比べて1カ月半も早い。5月の平均気温は昨年が15.5度、今年が16.2度。6月は昨年が20.3度、今年が21.2度。7月(15日まで)は昨年が23.1度、今年が25.0度。いずれも今年の高温傾向を示している。
 特に7月だけを見ると、平均気温は1.9度高く、真夏日を半数の8日(前年は3日)も記録している。
 また、熱中症と診断された人の最初の救急車搬送は5月6日で、昨年(6月2日)より1カ月も早い。発生は須坂市16件、小布施町4件。屋内9件、屋外11件。傷病程度は中症3件、軽症17件。男性11人、女性9人。7月11日には4件が発生したが、すべてが午前11時〜11時半の30分間に集中、救急車がフル回転したという。
 この20件を分析した同本部警防課では「今年は昼間活動して、夜や翌朝に発症しているケースが目立つ。中には3日前から発熱があり、4日目に熱中症と診断された人もいた。年齢は10代〜90代と幅広く、熱中症はいつどこで誰に起きてもおかしくない状況にある。須高ではまだ35度以上の猛暑日は観測していないが、夏はこれからが本番、十分な対策を心掛けて」と呼び掛けている。

2013-07-20 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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