学校の負担分かち合いを〜信毎小坂記者が相中での研修語る

2013-07-13 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市は10日、部課長会議(市消防本部大会議室)に先立ち、小坂真希信濃毎日新聞記者(27)から相森中での研修の様子を聴いた。同記者は同紙のキャンペーン「むすんで ひらいて『教育県』再興」で「せんせい記者日記」を担当している。記者が研修生として学校に在籍し、教壇に立ち、学校の日常を紹介している。小坂記者は「学校は思った以上に求められる。学校が抱える責任の大きさは想像以上だった」と述べた。
 今年1月からの連載は現在50回を超える。「平日は毎日学校へ行き、授業をし、感じたことや心に残ったことを日記のように毎日付け、記事にまとめている。前半は講演会や卒業式などイベントが多く、後半は生徒や先生との距離を縮めることができ、日常生活が書けるようになった」
 「教育担当で以前よく言われたのが学校をもっと知ってほしいとの声だった。相森中に受け入れてもらい、驚いたことは、とにかく忙しいということ。先生の仕事は、草むしりから論文までと言われてきたそうだが、今はさらにカウンセリングや学力、しつけ、保護者の相談などどんどん負担が増えている」
 「生徒の個人情報の取り扱いには敏感で、先生の電子メール一斉送信には驚いた」
 「何げない言葉を覚えていたり、中学生ならではの表情を見せる思春期の生徒と接し、研修が終わる寂しさよりも、生徒の良さに気づかないまま終わることの方が残念で、もどかしく悔しい」
 「本紙キャンペーンでは6月28日付で『教育県』再興に向け7つの提案をした。学校の負担の分かち合いが一番大事だ」と語った。
 青森県八戸市出身。平成20年入社。佐久支社に3年半。22年から本社で教育担当。今年1月から7月末まで研修生として相森中に派遣されている。中高国語の教員免許を持つ。

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