“念願かない”故郷で初コンサート〜演歌歌手の春菜みえこさん

2013-05-18 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon このほど、プロモーションで市役所などを訪問、「念願だった故郷須坂でのコンサート。皆さんに育ててもらった恩返しとして60歳以上の方100名様を無料で招待し、精一杯歌います」と意気込んでいる。
 春菜さんは井上小、墨坂中、長野女子高校卒業。母の恵美子さん(85)が舞踊の藤華流を創設するなど芸能一家に育ち、18歳で歌手を目指して上京。当時の人気番組「スター誕生」の予選会でスカウトされ、ボイストレーニングを石川さゆりさんと共に学んだが、歌手デビューは寸前で実現せず、レコード会社や芸能プロダクションのスタッフとして経験を積んだ。
 その後、31歳で独立して芸能プロダクション「?ガンバ」を立ち上げ、以来浮き沈みの激しい芸能界を生き抜いてきた。3年前には「自分らしく表現できるアーティストを育てたい」と、社名を「ラシサ・エンタテインメント?」に変更、現在は春菜さん自身の他、NHK「おかあさんといっしょ」第16代歌のおねえさんの神崎ゆう子さん、2人組のニューポップスオーケストラのマネジメントをしている。
 春菜さんが、一度は断念した歌手デビューを果たしたのは47歳の時。デモテープを聴いてもらったテイチクエンタテインメントの関係者からゴーサインが出て、「人生エンヤーどっと」「ほほえみ音頭」「白い花」の3曲入りCDを同社から発売した。芸名の春菜の春は芸能界で仕事をする上で大きな影響を受けた恩師の名字、菜は大好きな菜の花からとったという。
 デビュー後は、社長業を兼務しながら「自分のペースで自分らしく活動してきた」といい、今年2月には市が主催して東京で開いた「ふるさと信州須坂のつどい」に初参加、須坂の人たちと面識を持ち、交流を深めた。
 今回の「須坂帰郷コンサート」では持ち歌のほか、フォークやポップス、皆で歌える曲など幅広いジャンルを用意、スペシャルゲストも出演予定という。
 春菜さんは「会社を作った直後に大病を患いましたが、松山千春さんの『大空と大地の中で』に励まされ、歌は人を元気にすることを身を持って体験しました。夢を諦めずにやってきてよかった。コンサートは皆が楽しんでもらえるよう、一生懸命頑張ります。皆さん、よろしくお願いします」と話している。
 入場料は全席指定で3,000円。チケットはメセナホール、須坂市観光協会、中村時計楽器店、盛進堂製菓舗駅前店、糀屋本藤醸造舗、須坂新聞社などで販売。問い合わせはラシサ・エンタテインメント☎03―5467―1511または同社ホームページまで。

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