草笛農園〜農場ハサップ推進農場に

2013-04-06 07:00 am by 須坂新聞

農業 icon 礎建装(長野市、青木正彦社長)が須坂市豊丘中原1260の1(そのさとホール東)で経営する「草笛農園」は、信州黄金シャモを飼育、出荷し、7年目を迎える。3月28日付で「農場HACCP(ハサップ)推進農場」に指定された。
 中央畜産会が平成23年5月から指定し、今回は第6次指定。通算79農場となり、県内は3農場(鶏2、豚1)に。鶏の精肉では全国初。信州黄金シャモ振興協議会の加盟18団体(県内)では初。有効期間の2年間に、さらに国の制度の「農場HACCP認証農場」の取得も視野に入れる。
 推進農場要件の①経営者の責任の明確化として衛生管理方針の文書化やHACCPチームの編成②危害要因分析の準備として作業工程を図式化した工程一覧図の作成③一般的衛生管理水準の確保として飼養衛生管理基準の順守や管理獣医師等の確保―を満たした。
 青木社長(須坂市豊丘出身)は「土屋保男獣医師や長野家畜保健衛生所、地方事務所、長野農業改良普及センター、須坂市農林課に3年近くお世話になった。安全安心についての第三者機関の今指定を大事にし、おいしい地元の鶏肉が広まればうれしい」と話す。
 鶏舎は現在300羽だが、最盛期は最大1,000羽の飼育ができる。ふ化28日目のひな鶏が入荷し、約3カ月かけて飼育する。従事者は従業員のほか、週3回、長野市のわくワーク(花工房福祉会)から3人が手伝う。
 出荷先は市内外のホテルや飲食店など。脂肪分が少なく、うま味成分が多いなど違いもアピールし、消費拡大を目指している。同社☎026-236-9506。

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