観光と婚活一緒で「いいね」〜須坂市で「まち歩き&パーティー」開催

2013-03-24 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高の行政・商工・農業・消防・青年団体などで構成する「地域で世話焼け大作戦!」実行委員会は17日、須坂市内で「まち歩き&婚活パーティー〜まちや人の『いいね』を探そう!」を開き、北信一帯から参加した20〜50代の独身男女各25人が地域の魅力に触れながら、出会いを楽しんだ。
 地域おこしのNPO法人NEXT須坂が人口増や地域活性化、魅力再発見を図る取り組みとして、県の地域発元気づくり支援金の助成を受け、各団体に呼び掛けて、実行委員会を立ち上げた。単なる婚活パーティーにとどまらず、参加者にまち歩きをしてもらうことが特徴。多くの団体が参加することで「世話焼き人間」を増やし、地域全体で結婚促進を図っていこうという狙いもある。
 当日は春本番を思わせるような好天に恵まれ、まち歩きには絶好の日和。パーティー会場の光臨閣に集合した参加者は男女別に5人ずつのグループをつくり、須坂市内の5カ所(クラシック美術館、田中本家博物館、市動物園、世界の民俗人形博物館、塩屋醸造)を徒歩やタクシーでめぐった。各会場ではそれぞれ別の異性グループと合流、自己紹介カードを交換し、会場でのひと時を楽しんだ。
 まち歩き後のティーパーティーでは異性全員と顔を合わせ、話ができるようにと、時間を区切って男性グループがテーブルを移動、ゲームを織り交ぜながら、自由に会話した。最後に自分の連絡先を教えてもいい人を3人まで書いてもらい、帰り際に該当者に封筒で手渡した。実行委のまとめでは、男女両方が連絡先を教えてもいいという組み合わせが19組あり、実行委が用意した二次会の会場にも多くの参加者が繰り出したという。
 須坂市の40代男性は「婚活は何回か参加しているが、まち歩きは初めてでとても新鮮だった。各会場や移動の際にスタッフの皆さんがきめ細かく対応してくれたので、余分な気を遣うことなく、楽しい時間を過ごせた」、長野市の20代女性は「須坂の観光と婚活を一緒に楽しめた。女性同士で友だちになれてよかった」と喜んでいた。
 実行委員長の篠原雅行さん(須坂青年会議所理事長)は「地域の多くの団体に参加してもらい、地域の課題である婚活に取り組むことができたことは大きな意義がある。当日は好天にも恵まれ、参加者のノリも良く、楽しい時間を共有できた。この日をきっかけにいい交際をしてもらえればうれしい」と話している。

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