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優れた消防員で表彰〜須坂市消防本部の山田昇一さん

2013-03-10 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　「第15回長野県民の消防員表彰」の個人の部に、須坂市消防本部消防司令補で、現在須坂市消防署高山分署第１分隊副分隊長を務める山田昇一さん（47、須坂市高梨町）が選ばれ、３日、主催の長野放送本社で表彰式が行われた。
　優れた消防職員と消防団の活動をたたえ、毎年１個人と１団体を表彰するもので、個人の部では須坂市消防本部からは初の選出。団体の部では栄村消防団が選ばれた。
　山田さんは昭和62年に須高３市町村が広域消防として発足するにあたり、高山分署開設に向けた村内の消火栓や危険物の台帳作成などに尽力。平成14年度から４年間所属した本部警防課通信指令係では同年度に導入した緊急通信指令設備による業務の迅速化に努めるなどした。
　また、消防隊員や救助隊員としても活躍。阪神大震災、小谷村の蒲原沢土石流災害、東日本大震災の各被災地に出動、救急救助活動に奔走した。
　表彰は住民の生命や財産を守る活動に積極的に取り組み、消防に対する県民の信頼を高めた功績を評価したもので、山田さんは「このような賞をいただき大変光栄です。個人というより、消防本部全体でいただいたと思っています。この受賞を励みに、今後も微力ではありますが、職務に精励していきたい」と話している。
　また、塚田茂消防長は「須坂市消防本部の職員が県内でただ一人選ばれたことは大変名誉なこと。今後も職員の資質向上を図り、安心・安全のまちづくりに努めていきたい」と話している。
　なお、同表彰では第７回（平成17年度）に団体の部で須坂市消防団が受賞している。