須坂市議会折り返し〜議長選で豊田氏が再任

2013-02-16 10:57 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 市議会は任期を折り返し、13、14日、臨時会を開いた。正副議長選挙など行い議会構成を決めた。議長には豊田清寧氏(72、当選4回、立町)を再び選んだ。副議長は堀内孝人氏(64、当選2回、中島町)を新任。監査委員は佐藤寿三郎氏(65、当選4回、境沢町)を選任。議会運営委員長は中島義浩氏(58、当選2回、八幡町)。予算決算特別委員長は関野芳秀氏(58、当選3回、上八町)。
 議長選は2年間務めた豊田議長が申し合わせにより辞職願を提出した。全会一致で許可後、あらためて立候補を表明した豊田氏と議長経験者の佐藤氏が所信表明を行った。20人による開票の結果、豊田氏11票、佐藤氏8票、無効1票で豊田氏が就いた。
 所信表明で豊田氏は「先例によって辞職したが、同僚議員の強い推挙で再び立候補した。さらなる地方分権の流れの中で地方自治体の権限や役割が拡大する状況にあることから、議会の責務や役割も重く大きくなる。市民に焦点を当てた議会運営や議会改革、政策提言は一層進めるべきだが、議員の資質向上のため議員研修の充実を図り、市民の声を聴く場や機会も多くしたい。チェック機能を十分生かし、市民のための議会を念頭に進めたい」と訴えた。
 佐藤氏は「今議長選の市民の関心は①最大会派が過半数を割ったことの動向②市民の声に耳を傾けてきた議員有志の会が真に政策提言できる会として成長したか③(3人の)新会派が是々非々を自由に言える会派か―にあり、停滞を打ち破る期待が寄せられている。国県と互角に渡り合うには強靭(きょうじん)な自治意識や高度な情報収集力、分析力、戦略的な実行が求められる。政策提言や政策討論会、議員提案条例研究会などの場の設置と議会の可視化を進めたい」と強調した。
 一方、副議長選は、関野副議長の辞職願を全会一致で許可した後、堀内氏、土谷フミエ氏(65、当選4回、米持町)岩田修二氏(62、当選3回、本上町)の3人が所信表明に立った。開票の結果、堀内氏8票、土谷氏6票、岩田氏6票で堀内氏が就いた。
 所信表明で堀内氏は「議員の政策立案能力強化が必要と考える。課題山積の中、教育システムのリセットと人材育成、イノベーション、地域経済の活性化が最重点課題」。
 土谷氏は「議員の力量が求められる時。停滞議会と批判が寄せられるが、引き続き信頼され、開かれた議会運営、改革を進めたいので立候補を決めた」。
 岩田氏は「議会改革をさらに進め、市民の声をいかに反映させるかが引き続き課題。区長も務めているが、真剣に考え、本日あえて立候補を決断した」。

2013-02-16 10:57 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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