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須坂市塩野町出身の吉田貴大選手〜箱根駅伝５区山上りで力走

2013-01-12 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 　２、３日に行われた第89回東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）１日目、山上りの往路５区（小田原〜箱根23.4km）で須坂市塩野町出身の吉田貴大選手（日本大４年、長野日大高出）が力走した。２年前の復路８区に続き２回目の出場。強風が吹き荒れ、２校の選手が低体温や脱水症状で途中棄権する過酷な状況下だったが、粘りの走りで復路にたすきをつないだ。
　新春恒例の箱根駅伝は20チームが東京箱根間往復の10区間217.9kmで競った。日本大は２区でトップに立ったが、３、４区で後退。16位でたすきをもらった吉田選手は１時間29分25秒の区間17位で順位を１つ上げ、15位でゴールした。
　「膝の故障で夏場に満足に走れなかったことや強風で不安はあったが、自分のところで挽回してやろうと走った。強い風で足が前に進まず、自分の思い通りの走りができず苦しかったが、後輩のためにも何とかたすきをつなぎたいという思いは強かった。結果は良くなかったが、全力は出せた」と振り返った。
　卒業後は実業団のＹＫＫ（富山県）へ進み競技を続ける。「最後の箱根で納得のいく結果を出せなかった悔しい気持ちを実業団に行って晴らしたい。ニューイヤー駅伝を目指して頑張りたい」と決意を新たにしている。