2012-10-14 07:00 am by 須坂新聞
須坂園芸高校作物クラブは先ごろ、石川県で開いた日本学校農業クラブ北信越大会のプロジェクト発表会「食料・生産」の部で、水稲の多収技術の研究で最優秀賞に輝いた。24日に松本市で開く全国大会に出場する。
食料・生産の部には各県代表5校が出場して、日ごろの研究の成果などを発表した。作物クラブは「水稲多収プロジェクト―日本最多収量達成と多収技術普及への道」と題して報告した。
同校では2009年に、学校の水田(須坂市塩川町)で10a当たり1,146kgの日本最多収量を達成した。要因をケイ酸質肥料にあると推測し、研究を進めてきた。その結果、ケイ酸質肥料を多く施すことで、稲の光合成が促され、一定量以上のもみ数になると、登熟歩合(中身の充実したもみの割り合い)を高めて増収につながるとみられるという。
大会ではプロジェクターでデーターを示すなどしながら分かりやすく発表した。
部長の岡部冴映さん(3年)は「さまざまな要素を分析して実証するのが難しかった。これまでの先輩が地道に続けてきた調査の結果なので、全国大会でも多くの人に分かるように発表したい」と話している。
また、同校からは、26日に長崎県で開く、全国和牛能力共進会和牛審査競技会の高校生の部に岸田理恵さん(2年)が出場する。
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