2012-10-14 07:00 am by 須坂新聞
須坂市春木町の角田酒店(角田正雄社長、67)が「潤いのある空間を届けたい」と店頭に設置した「アートの窓」が開設20周年を迎えた。28日まで店内で記念展を開催、これまで出品してきた郷土作家20人の作品などを展示している。
アートの窓は、社長の角田さんが新潟県を訪れた際に酒蔵場前に絵画が飾られているのを見てひらめいた。早速店頭のショーウインドーを利用して額縁の窓を設けて、20号までの展示スペースを確保した。
角田さんは「地元のアマチュア画家の発表の場」にしたいと、作家たちに声をかけた。
1カ月に1点ずつ紹介し、これまでに59人246点を展示してきた。最も多く出品したのが須坂市豊丘町の故小山利雄さんの35回。油絵で県展に5回入選した実績を持つ角田さんも25回出品した。
記念展では「アートの窓」を飾った20人が出品。絵画や木版画、陶芸など多彩なジャンルの作品が店内を飾っている。今回の「アートの窓」は高相佳夫さん(65、須坂市春木町)が鯛を描いた日本画の「祝」。
角田さんは「街角に芸術や文化の輪を少しでも広げて、蔵の町須坂のまちづくりに貢献したい。長く続けられて良かった。作品替えの度に鑑賞に来る人が増えるなど交流の場にもなっている。今後もできるだけ継続して、買い物客や道行く人に楽しんでほしい」と話している。同店では毎年、雛祭りイベントなどに合わせて店内で企画展を開いている。
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