【須坂市】災害時応援協定2件を結ぶ〜動物救護、屋上使用で3者と

2012-10-07 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 須坂市は2日、本庁舎で災害時応援協定2件を3者と結んだ。一般社団法人県獣医師会須高支部(土屋保男支部長)と県動物愛護会長野支部(金子利道支部長)とは「災害時の動物救護活動に関する協定」を、社会福祉法人夢工房福祉会(松本善雄理事長)とは「洪水発生時の屋上施設使用に関する協定」を締結した。今回は40、41件目の締結。
 市は2年前から防災訓練の際にペット救済受け付け窓口訓練を実施している。
 2団体との締結は県内市町村では初。内容は、災害時に動物救護所を作り、飼養等される動物に餌を配布し、負傷・放浪する動物を収容・応急措置・一時預かり、被災者が飼養等困難動物を預かる。
 一方、一時避難場所の確保は、日野地域の洪水時に墨坂中への避難が遅れた場合に確保してほしいとの要望が本年度地域づくり市民会議などであり、村山駅前(高梨町)にビルを有する同法人と協議し合意に至った。平成20年11月の綿半ホームエイド須坂店に続く屋上一時避難の締結。
 内容は千曲川等の洪水時に同法人のみらいビル屋上施設(地上からスロープで屋上へ)を住民の一時避難場所として使用する。
 調印後、土屋支部長は「昨年12月に県が県獣医師会、県動物愛護会と結んだが、県内市町村では初の締結。一時避難に協力したい」。金子支部長は「県内市町村のトップを切っての締結はうれしい。市政全般に住み良い須坂になればさらにうれしい」。
 松本理事長は「(昨年移転、改修した)みらいビルは障害者が働く作業所。1階は48人が就労。2階は約2,800平方メートルの広さがあり、来年度、作業所開設を予定している。災害時も役立つ施設として地域と交わりたい」とあいさつした。
 三木市長は「3本柱の一つ、安心安全に取り組み、耐震工事などハードの整備はできつつある。協定締結はありがたい」と述べた。

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