ナガノパープル初出荷〜JA須高

2012-09-16 07:00 am by 須坂新聞

農業 icon 果樹王国・須高の秋の味覚の本格出荷が始まった。JA須高では9日、須坂生まれのブドウ「ナガノパープル」が初出荷。皮ごと食べられ、種がなく甘さが抜群。出荷量は年々増え、昨年より多い48,000ケース、200tを計画する。全国シェア5割のブドウの王様巨峰と共に日本一の生産を誇る。
 今年は高温少雨の天候に恵まれ、甘み抜群、粒も房型も良好。弱点の裂果も生産者の努力で減少した。今月22日頃までピーク、出荷は10月上旬まで続く。
 高級果実として関東や中京、関西方面に。卸値は巨峰の2倍強。出荷は須坂・高甫両ブドウセンター、ブドウターミナルセンター、小布施ブドウセンターで。
 JA須高は「天候に恵まれて順調に育っている。ブランドを定着させて、農家の生産意欲と手取り向上につなげたい」。栽培農家の堀内輝男さん(54、福島町)は「気候も良く、これまでで最高に仕上がった。旬の美味しさを味わってほしい」と話している。
 巨峰は9月2日に初出荷。昨年よりやや少ない64万ケース、2,560tを計画。リンゴはシナノ3兄弟が9月末から。サンふじは11月上旬から出荷する。

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