遊び心で水車発電〜 LED照明を点灯

2012-09-09 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 発電機を組み込んだ水車を趣味で製作する中島洋治郎さん(68、須坂市南原町)は3日、市内2カ所で水流を利用した発電実験を行った。「電源のない山の中や電気柵の補助電源に、また、非常用などに川の流れや落差があれば使用できる。固定せず持ち運びができるものを遊び心で試したい」と語った。
 中島さんが考案した係留式水上発電は、水路に浮かべた長さ約70㌢の舟の間に水流を集め、8枚の羽根で受けて発電する。電力は充電器に蓄えられ、センサーが感知して夜間にLED照明が点灯する仕組み。消費電力は毎時1wほど。充電器は満充電で10日間ほど使えるという。市内米子で行った。
 一方、用水を利用した落差式水車発電では灯籠1基が点灯する。LEDを使い、消費電力は毎時1wほど。同様に満充電で10日ほど使用可能。
 灯籠は高さ約1m、幅、奥行き共に50cmの手作り。田中本家博物館の協力で行った。
 LED電球やセンサー、電気部品など市販品と、自転車の発電機などリサイクル品で組み立てた。
 中島さんは「20年ほど前からミニチュアの水車を作り始め、大きなものへと製作が進んだ。水車は作る喜びがあり、癒やされ、喜んでもらえる」と話す。
 米子町や南原町、大日向町、野辺町、高山村、長野市若穂の個人宅11カ所に設置され、このうち発電ができるものは2カ所という。

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