2012-08-11 07:00 am by 須坂新聞
須坂市が八幡墨坂神社との間で土地賃貸借契約を結んで40年間管理する都市公園八幡公園は、公園内の6本のケヤキの枝に癌腫病(がんしゅびょう)や瘤病(こぶびょう)と呼ばれるこぶができているため、市は当面の措置として10日から公園の一部を閉鎖することを決め、6日、八幡町公会堂で約50人の出席者に説明した。また、8月市報や7月13日付の氏子区域6町とその他神社近隣区へ回覧で告知した。
同公園は都市公園法に定める街区公園で、もっぱら街区居住者の利用に供するため250m範囲に1カ所を標準として配置される。都市計画法の都市施設として都市計画決定され、昭和46年6月1日から供用される。広さは約3,600平方メートル。市内12の街区公園では一番広い。現在は平成19年4月から29年3月までの契約期間中。
また、社叢(しゃそう、樹林)は市の天然記念物(指定文化財)に指定されている。
市は「子供たちが遊ぶ公園の安全管理の面からこぶ部分の枝が折れて落下する危険があり、事故が起きる前に一時閉鎖したい。ケヤキは神社のご神木で、枯れていない部分を切ることは大変難しい状況にある。神社側から賃貸借契約解除の申し入れもあり、公園の廃止を含めて市民や関係者と公園の在り方を相談したい」とした。
出席した八幡区民は「危険のない公園を復活してほしい」「公園がないと子供がかわいそうなので別の公園も考えてほしい」「閉鎖の回覧を出す前に説明会や話し合いをしてほしかった」「公園を残してほしいと考えていたが、説明を聞いて難しいと思った。今後の話し合いに期待したい」と意見を述べた。
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