須坂黒壁事業〜民間主導の景観づくり始まる

2012-08-04 07:00 am by 須坂新聞

まちづくり icon 須坂景観づくりの会(小林義則理事長)は先月29日、須坂市本上町の小路で黒壁作りを始めた。中長期で取り組む「須坂黒壁プロジェクト」の最初の活動。黒壁、黒格子戸で通りに統一感をつくり、白しっくい塗りの歴史的建物を引き立たせる民間による町並み景観整備活動。子供や保護者、市民、会員ら約50人が炎天下で作業した。
 最初の通りは、須坂クラシック美術館(東横町)から須坂病院の南側を抜け、須坂病院東交差点から本上町公会堂を通り、劇場通りを横切り、市ふれあい館しらふじ(本上町、国道406号)に至る直線で500m区間。
 事前に2軒分のブロック塀など20mを板塀に整備。この日は塗料をはけにつけて参加者が塗り、会員が布でこすって輝きを出した。
 参加した仁科侑也君(森上小3年)は取材に「はけを持ったのは初めて。板が黒くなっていくところが楽しかった」。山本結芽子(ゆめこ)さん(同)は「黒く塗るのが楽しかった。きれいにそろっていい」と応えた。
 土屋以久子(いくこ)さんは「どうなるか、不安もあったが、形になり、この先も参加したい」と述べた。
 地元の豊田清寧(きよやす)市会議長は孫と参加。「若い人がやろうとしていることを盛り上げていくことが須坂のまちづくりには必要」と述べた。
 主催者の山下徹也副理事長は「自分が一番楽しかった。子供たちも楽しそうで、参加したことがいつまでも記憶に残るといい」。小林理事長は「理事、家族、市民の皆さまに大勢参加していただき、予定より早く1時間でできた。木目の出たきれいな黒壁になった」と感想を語った。

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