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井上小で安全確保訓練「不審者に気をつけて」

2012-07-22 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 　須坂警察署はこのほど、学校へ不審者が侵入した場面を想定しての対応訓練を井上小学校で行い、緊急事態における教職員の態勢や児童の速やかな安全確保などを確認した。
　同署井上駐在所勤務の署員が犯人役となってナイフを片手に校舎内に侵入、先生たちが刺股（さすまた）や長い棒を使って、犯人を取り押さえた。現場を視察した同署生活安全刑事課署員からは「身柄を押さえると同時に凶器をいち早く振り落として」などのアドバイスがあった。
　全児童が避難した体育館では同署員が「最近市内の小学生が不審な人に声を掛けられた事件がありました。みんなが知ってる『いかのおすし』の決まりを守って、知らない人にはついていかないようにしましょう。いざという時には防犯ブザーを鳴らしたり、近くにある『子供を守る安心の家』を利用しましょう」と呼び掛けた。
　なお、同課がまとめた今年上半期（１月〜６月）の犯罪発生状況によれば、須坂署管内では138件の犯罪が発生した。昨年同期に比べて118件（46.1％）の減、ほぼ半減した。種類別では▽自動販売機ねらい＝13件→１件▽空き巣＝14件→３件▽車上ねらい＝27件→15件―などが大幅に減少。振り込め詐欺は発生していない。同課では「地域の方々が高い防犯意識で活動している。その成果が表れているのではないか」と話している。県全体では7,425件発生、1,029件（12.8％）減少している。