2012-07-01 07:00 am by 須坂新聞
昨年7月に発足した住民や高校生による防犯活動組織「須高ランニングパトロールクラブ」(通称須高ランパトクラブ)の一翼を担う須坂園芸高校陸上部はこのほど、長距離部員が同クラブのTシャツを着て集団走を行い、「見せる防犯」を実践した。
同クラブは普段行っているランニングを通して地域の防犯に貢献しようと、須坂上高井駅伝部を中心に警察・消防職員や高校の陸上部員ら約60人で結成。練習時などに黄緑色の目立つTシャツを着て走ることで、住民の防犯意識や犯罪抑止効果を高め、危険個所の発見もしてもらう。Tシャツの前後には「すこうランパトClub」の文字が反射材を使って赤くプリントされている。
この日は長距離部員5人と顧問の柳沢瑞樹先生が部活動の一環として、自転車の盗難が多い須坂駅前や高校生の通学路などを組み入れたコースを走った。長距離部長の酒井理紗さん(2年)は「皆で同じTシャツを着て、部がまとまっている感じがした。陸上を通じて防犯に協力できてよかった」と話し、事務局の須坂署生活安全刑事課では「卒業・入学で部員が入れ替わったので、他校の陸上部にも活動を働きかけていきたい」としている。
同クラブへは趣旨に賛同する人なら誰でも自由に参加できる。登録は無料だが、Tシャツ代(2,400円)は実費。問い合わせは須坂署生活安全刑事課☎026-246-0110。
なお、25日現在で須坂署管内の今年の自転車盗は28件発生、昨年同日比で15件少ない。
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