日韓の感動映画「道〜白磁の人」完成〜7月7日長野でも上映

2012-06-10 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市南原町のホテル福寿荘と長年にわたる交流のある作家江宮隆之さん(山梨県)の小説「白磁の人」を原作とした日韓合作映画「道〜白磁の人」がきょう9日から東京などで封切り、長野市内では7月7日から千石劇場で上映され、翌8日に江宮さんが舞台あいさつを行う。福寿荘では6月15日まで前売り券の割引販売を実施している。

 映画は、日本が朝鮮半島を植民地としていた時代、林業技師として韓国に渡り、偏見にとらわれることなく韓国の人と文化を愛し、両国友好の架け橋となった浅川巧(山梨県北杜市出身、1891〜1931)と朝鮮語の先生でもある韓国人との友情を描いたもの。ソウルにある浅川の墓には「韓国の山と民芸を愛し、韓国人の心に生きた日本人」と刻まれているという。
 出演は吉沢悠、ペ・スビン、市川亀治郎、酒井若菜、黒川智花、大杉漣、手塚理美ら。監督は高橋伴明。韓国映画振興委員会の支援を受ける初めての外国映画にも選定され、日本では外務省と林野庁の推薦を受けており、宣伝ポスターでは「民族の壁を越え、時代の壁を越えて生きた男と男の物語、日韓の歴史に秘められた情熱と感動のストーリー」と紹介されている。
 長野市での上映に関しては福寿荘を中心とした有志で実行委員会を立ち上げ、上映が決定した。7月8日は午後1時から千石劇場で江宮さんの舞台あいさつ、歌手の藤野とし恵さんも駆けつけ、花を添えるという。また、前売り券は限定数を1,000円で好評販売している。
 福寿荘の市川美雪さんと市川貴美子さんは「大勢の皆さんに浅川巧の歩んだ道を知ってもらい、そのメッセージを感じてもらえたらうれしい」と話している。申し込み・問い合わせは福寿荘☎026-245-5701まで。

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