コヤマが日滝原産業団地に新工場〜残り3区画

2012-06-09 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon 自動車部品や建設機械部品など製造のコヤマ(長野市川中島町、資本金9,800万円、小山隆宏社長、550人)は、県営日滝原産業団地(須坂市本郷町)の第6―1―1区画2.2haに新工場を建設するため、6日、県と分譲仮契約を結んだ。調印式には須坂市の三木市長が同席した。分譲価格は3億7,300万円余。調印後、小山社長は「取引先は県外の主に関東圏、関西圏で、消費や雇用は県内が占める。創業当時からの方針で地元を大事にしている。これからも長野県に貢献したい」とあいさつした。
 同社は昭和20年10月創業。自動車部品や油圧機器部品・建機部品、産業機械部品など製造する。
 新工場建設について「川中島工場が手狭で効率化を図るため。製品が重いのでできるだけ近くでと考えていた。(日滝原は)近く、環境もいい」と話す。
 新工場は3,570㎡の平屋2棟(合計7,140㎡)。早ければ7月着工、年明け稼働。従業員は70人規模。同社へは須坂市から14人ほどが通勤しているという。
 阿部知事は「日滝原に立地し、投資をしていただけることは県として大変ありがたい。これからも良好な関係でご支援をさせていただきたい。県の産業政策にご意見もいただきたい」と述べた。
 三木市長は「須坂市は製造業が元気で、独自技術を持つ企業が多い。御社は〈技術とまごころで明日をひらく〉のキャッチフレーズで素晴らしい会社。日滝原への工場建設はありがたい」と述べた。
 同産業団地(須坂市・高山村)は平成9年度の分譲開始から16年目。分譲総面積26.8ha。残りは須坂市分で3.77ha(第8区画)1.87ha(第10区画)0.47ha(第6―1―2区画)の3区画。市は小区画にオーダーメード分譲もできるよう市道約123m(幅9m)を年内の供用目指して準備中だ。
 市は、強固な地盤や善光寺平最大級の工業団地、電力安定供給、中小向け小規模敷地にオーダーメードで対応など魅力を前面に出して県と連携して残り区画の分譲に努める。

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