2012-04-29 07:00 am by 須坂新聞
第34回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会(日本水泳連盟主催、短水路25m)は3月27〜30日、東京辰巳国際水泳場で開いた。長電スイミングスクール須坂の佐藤綾さん(長野東高3年=大会時2年、須坂市村山町)が、チャンピオンシップ(18歳以下)女子100m自由形で55秒68をマーク、自らの持つ56秒01の県新記録を更新し、銀メダルに輝いた。
同種目には標準記録を突破した58人が出場した。「とにかく決勝に残ることだけを考えていた」という予選を56秒33で泳ぎ、全体の5位で同大会では初となる決勝(8人)に進んだ。決勝は「後半のことは考えずに前半から飛ばした」。目標にしていた前半の50㍍を26秒台(26秒86)で入り、後半もスピードの落ちない泳ぎで2位でフィニッシュした。
佐藤さんは「内田美希ちゃん(ロンドン五輪400mリレー日本代表)など、強い選手がB決勝(予選9〜16位)に回ったので、メダルのチャンスと周りからも言われ、絶対にメダルを取りたいと思っていた。前半を早く入れたことで、いい形で後半につながり、後半も疲れを感じず、楽しく泳げた」と振り返り、全国大会で自身初となる表彰台に「超うれしかった」と笑顔を見せた。
ナガデン須坂の石嶺公隆コーチ(35、長野市)は「周りの応援などもあって、いいテンションでレースに入れた。とにかく後半(の50m)が強かった。見ていても興奮するようなレース展開だった」とたたえた。
昨年はインターハイで9位、国体は6位に入賞した。今回初の表彰台に喜ぶ一方で「スタートの反応が遅かった」と反省も。息継ぎの回数を減らすことも今後の課題に挙げ「今年のインターハイや国体で決勝に残り、表彰台に乗りたい」と、さらなるレベルアップを目指している。
なお、佐藤さんはロンドン五輪の選考会を兼ねた日本選手権(4月2〜8日、東京辰巳国際水泳場、長水路50m)の100m自由形にも出場した。予選で敗れはしたが、一流選手の集まる大舞台で大きな経験を積んだ。
2012-04-29 07:00 am by 須坂新聞 - 2 コメント
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